

紙幣は紙くずになり、紙くずをいくら持っていても何の意味もない社会になる。金がモノを言わないのであれば、何がモノを言うのか。
もちろん、暴力である。
日本の暴力団は1946年から1950年のハイパーインフレの時代に、次々と巨大化していったのは日本人なら誰でも知っている事実だ。日本の無条件降伏=国家崩壊が、暴力組織を生み出した。
ロシアでも共産体制の崩壊から国家崩壊の時代に、ロシアン・マフィアが台頭し、ロシアの暴力組織になっていった。
メキシコも1982年と1994年に経済破綻しているが、それからどうなったのかというと、世界でも最凶だと言われている麻薬組織を生み出す元になった。
カンボジアでは1970年からベトナム戦争に巻き込まれてロン・ノル政権時代に経済破綻して行ったが、そこで台頭したのが超暴力主義のポル・ポト軍だった。 ポル・ポトは政権を取った1994年にいきなり貨幣経済を全面ストップして都市住民を農村に追いやった。原始共産主義の始まりだった。 このプノンペンから農村に追いやられる地獄の行軍で自殺していったのが、必死で金を溜め込んでいた華僑たちだったのはよく知られている。
ドイツのハイパーインフレは何を生み出したのか。ナチスである。ナチスは暴力主義(ファシスト)の政権であり、結局ヨーロッパはナチスに翻弄されて世界を巨大な暴力に巻き込んでいった。
その国、その時代、その政権によって国家崩壊のあとに何が来るのかはそれぞれ違うが、「暴力の時代」がやってくることだけは明確に分かっている。
現在のグローバル経済が死ぬと、どんな地獄が生まれるか? (via sugitaro)(via konishiroku)
今だって経済の暴力下じゃん。